Rosenfeld, Jake, What Unions No Longer Do, (2014)
- 作者: Jake Rosenfeld
- 出版社/メーカー: Harvard University Press
- 発売日: 2014/02/10
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
Introduction
1. The Collapse of Organized Labor in the United States
2. Government Is Not the Answer: Why Public Sector Unionism Won’t Rescue the Labor Movement
3. Wages and Inequality
4. Strikes
5. The Timing Was Terrible: Deunionization and Racial Inequality
6. Justice for Janitors? Deunionization and Hispanic Economic Assimilation
7. The Ballot Box: Deunionization and Political Participation
8. The Past as Prologue: The Labor Movement Pre-New Deal, Today, and Tomorrow
Appendix: Data and Methods
アメリカで「なぜ労働組合が衰退したか」ということは、すでに色々と議論されている。この本では、労働組合の衰退した結果、何がもたらされたのか、について議論している。
アメリカの組織率は、民間セクターで大きく減少した。パブリックセクターでは、未だ30%以上の組織率を保っているが、「政府は答えにならない」。政府による雇用の規模は大きくないからである。民間セクターでは、フランチャイズ店の増加、独立契約者(independent contractors)など「雇用者」以外の労働者の増加などを背景にして、ますます組織化が難しくなっている。
ユニオンが衰退したことによる「帰結」に関して、賃金と不平等(3章)、ストライキ(4章)、組織率の低下と人種間賃金格差(5章)、移民労働者(6章)、脱組合化と政治参加(7章)について論じている。